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執筆者の写真Nagisa Kato

港区長・港区教育長へ要請文を提出しました

更新日:11月13日


本日港区役所 区長室にて

神宮外苑地区イチョウ並木を将来に向けて維持する保全策についての要請

要請文を港区長・港区教育長に手渡しさせていただきました。


 かねてより、神宮外苑の再開発に対して、範囲を区切らない、専門家も交えた説明会の開催と146本イチョウの確実な保全策としての名勝指定を求めて参りました。

 

 そのような中、11月6日に4列イチョウのうち都道上東側2本が何らかの理由により損壊する事故が発生しました。

原因究明中ではありながら、港区長要請としても確実な保全を約束として進められているなかで、大変残念な事故です。


一方で、10月21日に行われた東京都環境影響評価審議会では、事後調査報告書についての十分な審議が行われることなく終了し、26日には新宿区の風致地区にかかる新たな伐採申請が行われ、異例の速さでの承認、28日には樹木の伐採が開始されています。ところが、この伐採申請を是とする事後調査報告書内には、港区が令和5年9月25日に要請した、特別区道第1107号線の18本の銀杏についての具体的な移植・保全の方針が含まれていません。そのような中での事故であり、今後146本のイチョウが守られるか心配が募るばかりです。


 港区長におかれましては、港区民や地域の人たちが大切にしてきた歴史や伝統が守られ、重要な景観であるイチョウ並木を将来に向けて維持していけるよう、東京都、事業者に向けて今一度区としての方針をお示しいただくこと、

 教育長におかれましては、事業者と改めて協議の上名勝指定を進めていただけるようお願い申し上げました。


お忙しい中、区長・教育長のみならず、各所管の部課長にもお越しいただきありがとうございました。


▽区長からのお言葉

18本のイチョウを含めた並木や皆さんが大切に思われている景観は港区としても大切であると考える。今回の事故を受けて皆さんが心配される気持ちも理解している。

4列イチョウの損壊箇所は東京都、伐採が進行している地域は新宿区ではあるが、港区としてできることを行なっていきたい。


▽教育長からのお言葉

今までも所有者である明治神宮さんとは協議を重ねてきた、しっかりとネットワークもできているので、引き続きしっかりと名勝指定のについて調整していきたい。また、港区教育委員会としても需要な景観という認識があるので残すべきところは残すように行政としての役割を担っていきたい。


▽開発企画担当課長からのお言葉

事業者からは今後18本イチョウの移植に向けて調査をすると聞いている。


▼受け渡しと質疑の様子を動画にまとめました







11月6日に発生したイチョウ損壊事故の様子(翌日朝の写真)




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